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墨の造り方   固型墨編  A洗い・彩色から包装まで

洗 い

乾燥の終わった墨は表面に付いている灰やほこりを冷水ですばやく洗い落としたのち、すぐに表面の水分を布切れで拭い取ります。
その後、再度乾燥させます。

研 ぎ

乾燥後、墨を炭火であぶり表面を少し柔らかくして、ハマグリの貝殻で磨きあげます。"研ぎ仕上げ"といいます。紅花墨が代表的な墨です。
一般的な墨は磨きません。"塗り"といって薄い膠液を塗ります。"生地仕上げ"といいます。



彩 色

金銀粉をアラビヤ糊で練り、多い目の水で薄め、金属のアクを除いた後使用します。
金銀以外に朱や紺、緑白といった絵具も使います。







彩色の済んだ墨は最終的な検品を行い、良品のみを紙箱や桐箱にいれ完成品となります。





・洗い水は冷水
・洗う道具は、"わらたわし"といって稲わらでできたたわしです。自分でつくります。。
・墨を置いている板は"皿"といいます。
・ハマグリの貝殻はおおきな貝殻で碁石材料にも使えるものです
・火鉢に炭火を入れ表面を灰で覆います。火鉢の上に金網を置いてその上に炭を並べ温めます。
・金銀は真鍮粉やアルミ粉です
・左の彩色は、裏絵の図柄に色を入れている画像です。
・表面を金箔で覆う"金巻き"といった化粧の方法もあります。
  
・裏絵の彩色見本です。
・墨の箱を開けるとほのかな香りがします。これは箱の中に振り香といって"香料"を少量入れているからです。