Q.墨の保管はどうすれば良いのか。

.「煤と膠」を原料とする墨は、日々の気候条件に順応して絶えず変化しています。
中でも膠は、湿気の多い日は水分を取り込み、乾燥した日は放出し、自然環境に順応して成長しています。
急激な温度・湿度変化、例えば、直射日光の当たる所、湿気の多い所、冷暖房機の風が直接当たる所は最も嫌う場所です。
四季の影響の少ない所、例えば、土蔵の中などは理想的ですが、現実的ではありません。
墨の桐箱は土蔵と同じ条件を持っています。
従って直射日光の当たらない引き出しの中や箪笥の中で湿気の少ない所が良いでしょう。
気密性の高い箱や水滴に水が入ったままの硯箱に長く入れることは良くありません。
カビや腐敗、割れの原因になりますのでご注意下さい。