墨運堂              石を彫る 本文へジャンプ
 


印の形式

 冠帽印(関防印)

書画などの書き出しに押す印で、引首印とも呼ばれます。

 姓名印


普通白文を用います。姓名が各2文字なら、縦に2行が一般的、例えば、一字と三字の場合は、右から左へまわして彫ることが多く、この方法を回印と言います。また、姓名ともで、三字や五字の場合は、「印」や「章」という字を補足することがあります。

 雅号印

表字印とも呼ばれ、字のことで、実名のほかに別の名をつけることを言います。普通、朱文を用います。

 遊 印


日光、日吉、などの吉語を彫った印を、中国の漢時代に吉語印と言ったのが始まりのようです。語句は当時の人々が志や身の安泰を願ったもの。後には、好きな詩句や理想の語句を選ぶようになりました。形は円形や楕円形、三角のようなものなどいろいろ。冠帽印や書画の引き立て役にもしますが、作品としても鑑賞されます。

 収蔵鑑賞印


コレクターが、収集物を手にした喜びを表現するため、押すもので、蔵書印が代表的。

 斎堂館閣印


庵号のことで、詩仙堂、五合庵、聴氷閣(旧三井家)有竹斎などが有名です。
斎堂館閣印につける語 ( 斎 )学問をする部屋
( 堂 )すみか   ( 館 )やしき
( 閣 )二階造り  ( 亭 )あばらや
( 坊 )家、部屋  ( 庵 菴 )いおり

 図象印


秦、漢時代に、青竜(東)、朱雀(南)、白虎(西)、玄武(武は亀の意味で北)、の四神があり、その姿を印にして、間に自分の姓名を入れたりしたもの。現代でも、動物と文字、動物だけなど実に楽しい印があります。

 ローマ字印


印としては歴史的に重要視されていなかったようです。けれども古くにはエジプトにも印が存在し、現在でも組み合わせを工夫すれば面白い印が出来るでしょう。

印を押すための定規です。